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2016年3月21日 (月)

技術者が育たない

何かのブログで読みました。
今は無駄を削らなければ生き残れない。
そのために無駄な仕事がない。
昔はその無駄な仕事を新人にさせることで、技術を教え、後継者を育てた。
今は無駄がないから、技術を教えるのに丁度良い仕事がなく、技術を教える余裕がないまま、新人が育たない。
それはあると思います。
技術は人が継承するもの。
技術畑でない人種はそのことを理解できていない。
学校の教育をきちんと整備すればできると思っている。
一定期間教育を社内で受講すればできると思っている。
そんなものではない。
もちろん教育は必要だし現時点でも不十分だ。
では、それらを充実させたところで完璧にはならない。
技術の仕事とは、学校の勉強を完璧に覚えて、そこからがスタート。
それぞれの仕事のエキスパートは一生かかって精進する。
その技術を継承するのに、数年で継承できるはずがない。
もしできるのなら、その程度の技術であって、世界を牽引する技術レベルではない。
本当に世界でトップクラスの技術を維持する気があるなら、ベテラン技術者を切り捨て、技術を継承する制度が不十分だから新人が育たない現状を即刻変えるべきだ。
定年でベテランが引退。
新人が育たないからベテランが忙しく、技術を継承する間もない。
余裕のある無駄な時間が新人を育てる。
技術は人だ。
もう少し、技術者の給料は上がらないのか?
技術者の世界を知らない会社の経営者は、誰でも代わりができると思っている。
これだから技術者の社会的地位が上がらない。
エキスパートは社会の宝だ。
そこに至るまでに、どれだけの勉強をしてきたか、経験を積んできたか。
そして、好きでないと務まらない。
新人を誰でも良いからベテランに付けておけば継承できるものでもない。
その仕事を好きにならなければ、継承できない。
好きになり、素質があり、努力をする。
継承できる方が難しい。
ベテランが引退したとき、その大きさに気付く。
つまり、ベテラン技術者の本当の重要性を会社が評価していないということだ。
その人でなければできない仕事。
技術者は一人一人がオンリーワンだ。
社会が技術者軽視の風潮だと感じる。
この国の技術は滅びるよ。
きっと。

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